英語関連ニュース
[2010/06/04] インドは、小規模な「旧来型の小売」業者を保護するため、一般的な「小売」事業に関しては外資の直接投を禁じている。小売で世界最大手のウォルマートは外資規制の対象となっていない「卸売」店の展開を始めた。既にパンジャブ・チャンディガールに1号店をオープン、2号店も近々オープンする。インド通信事業の最大手であるバルティ(Bharti)社と組みそのネットワークを巧みに使って、3〜4年の間に新たに10〜15ヶ所にキャッシュ・アンド・キャリー型卸売店舗をオープンする計画である。リテールに関する外資規制が緩和された時に、一気にインド市場を攻める腹だろう、着々と準備しているようだ。
※キャッシュ・アンド・キャリー型卸とは、会員制の現金持ち帰り問屋。
[2010/06/04] インドでは、今後、水処理に関するビジネスへの需要が急増すると日本の経済産業省が発表した。インドの人口は世界2位で、11億人であるが、一方で、保有している水源は、世界全体の4%に過ぎない。これに先駆け、神戸製鋼グループはインドでの水処理ビジネス事業を展開することを決定した。
[2010/06/02] 世界中の有名企業数社がインドを輸出ハブ国として注目している。ウォルマートはインドで規制されている小売ではなく、卸売という形で同国に展開し、輸出ハブ国として生産工場を設立した。今後はインドの国内市場にも供給する予定である。韓国の電気製品メーカーLGも同様、インドの市場ポテンシャルを見据え、輸出ハブ国拠点として展開しているという。
[2010/05/28] 2010年5月24日、「今年のインド経済成長は、8.5%にまで回復する一方、インフレ水準は5−6%に抑制する」とインドのシン首相が明言した。経済協力開発機構(OECD)によると、昨年の成長率は4.35%。シン首相は、任期内の最も重要な任務として中国の経済成長のペースに追いつくことを挙げている。OECDが5月26日に公表した報告によると、今年の中国の成長率は11%を超え、インドは8.3%の成長が見込まれるとしている。
[2010/02/15] インドの乗用車メーカー最大手のマルチ・スズキ・インディア(スズキ自動車の子会社)が、2月12日に開催されたインド自動車工業会(SIAM)主催の人事セミナーにおいて、今年度の800名を上回る950名を来年度中に採用する計画があると発表。その大半が研究開発部門の主要なポストに就くとされており、募集はインド国内のみでなく海外でも行う。
[2009/12/01] CSO(インド中央統計機構)によると、インドの2009年7〜9月のGDP成長率は前年同期比で+7.9%となった。
この数値の背景には、鉱工業とサービス業の着実な伸びがあり、インド経済は大幅な景気回復を見せている。
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